菅新内閣に関する世論調査が実施されているが、どの調査結果を見ても60%を越える支持率が示されている。参議院議員選挙を控え、民主党にとっては思わぬ、好結果であると評価されている。この余勢をかって、一気に選挙に突入したい民主党と郵政法案の成立に拘る国民新党と間で国会の会期延長が議論されている。
菅内閣の高支持率とともに、沖縄にとって気になる調査結果も出ている。普天間飛行場移設問題について、菅首相が先の日米合意を踏襲することを表明したことを受けての質問であるが、合意通りに進めるべきであるとの回答が51%を越えたというのである。
菅新首相への期待が、普天間問題についても新首相を支持するかたちで現れたのであろうと解説する向きもあるが、この数字は、沖縄にとっては不安な数字である。
沖縄の基地問題について、まだまだ理解が得られていないことを示す数字と言えるだろう。
沖縄は、沖縄の民意を、沖縄の声を、これからも発信しつづけなければならない。