今日、8月15日、沖縄県代表の興南高校が明徳義塾高校を、8対2で破り、16強入りを果たした。
午後0時過ぎに始まった試合は、興南高校の先取点で始まったものの、明徳打線は島袋を捉え、連打で再三のチャンスを作る。が、島袋のピッチングの前になかなかタイムリーが出ない。序盤はストレート中心で攻めながら、中盤からは変化球中心へと変えていく。終わってみれば12三振を奪う好投。しかも、そのほとんどが、ピンチ時の、三振が欲しい場面での好投である。試合後の明徳馬渕監督の「(島袋の)のらりくらりの投球にやられた」とのコメントは、まさに、勝負どころで、的を絞らせない投球術を見せた島袋の技術の高さを示している。ランナーがいない場面では打たせて取り、ランナーが出ると一気に勝負にいく。メリハリのある投球が明徳打線に的を絞らせなかった。
打線も好調である。明徳との試合ではビッグイニングでの大量得点はなかったものの、チャンスでは確実に点を取っていく。1,2点の積み重ねが終わってみれば8点になっていたという感じである。点を取られても取り返してくれる打線があれば、投手も楽に投げられる。しかも、県大会からほとんど毎試合ホームランが出ているが、いつも、違う選手が打っているのが特徴的だ。上位から下位までどこからでも攻撃できる打線は脅威だ。今日の明徳戦も先発全員安打である。
好守がうまくかみ合っている興南高校の戦いぶりに、春夏連覇が現実味を帯びてきた。
次は、今日の第4試合仙台育英と延岡学園の勝者と対戦することがすでに決まっている。順調にいけば17日(火)の第4試合に対戦することになる。
がんばれ興南高校!!!