春夏連覇を遂げた興南の島袋の世代。この世代をのことを、私は秘かに沖縄野球の黄金時代と呼んでいる。
実はこの世代、中学時代には、中体連の軟式野球全国大会で嘉手納中学が優勝、与勝中学が準優勝しているのである。しかも、選抜に初出場した嘉手納高校の池原・真謝のバッテリーは全国制覇したバッテリーであり、ライトの野原、控えの金城、喜友名も全国制覇したメンバーである。
その世代が成長し、今度は違うメンバーが興南高校で春夏連覇である。素質を見込まれながらも活躍できなかった選手たちが高校3年足らずで、ここまで成長し、見事に結果を出してくれた。中学・高校を通じて、全国に敵なしの結果をもたらして島袋世代(この世代を代表する島袋の名前を使ったが)は、まさに沖縄野球の黄金時代と言えるのではないかと思う。更に、夏の甲子園では、長崎日大や東海大相模には沖縄出身の子供たちが選手としてい活躍していた。。
次は大学、社会人、プロへの進学・就職である。新天地での島袋世代の更なる活躍を期待したい。
ところで、次世代の戦いもすでに始まっている。春の選抜に向けての秋季大会ももうすぐである。高校野球ファンにとっては、また新しい楽しみが、すでに始まっている。