成年後見人や未成年後見人に選任されると、当該被後見人や未成年者の財産管理や身上監護を行うとともに、裁判所から、財産管理状況等についての定期的な報告が求められます。
求められる報告の内容は、①被後見人や未成年者の身上・生活状況等②財産の管理状況等が主なものと思われますが、特有の問題、例えば相続・不動産の処分等があれば、これらについての報告も必要になります。
お尋ねの後見事務経過一覧表についてですが、記載内容は大まかな事項で足りると思われます。例えば、身上監護でいえば施設や病院等への入退院等、財産管理でいえば大きなお金の異動等です。しかし、これは詳細部分については管理しなくてもいいということではなく、例えば細かなお金の動き等について、裁判所から質問があったときには必要な資料を提出するなどの対応ができるように準備をしておく必要があります。
なお、報告書の書式については個々の家庭裁判所で異なるようですので、疑問点等があれば当該家庭裁判所に確認することもできます。