11月知事選挙に向けて、普天間飛行場移設問題について、態度を明確にしていなかった仲井真知事が、県外移設へ方針転換を図る見込みとの報道がなされている。報道の内容は以下のとおりである。
知事はこれまで政府に「県民が納得いく説明」を重ねて求めてきたが、「納得のいく説明がない以上、県外移設を求めざるを得ない」(周辺)との姿勢に転換する方向だ。・・・・・「現実的な解決策を探らなければ普天間飛行場が宜野湾市に固定化される」との懸念を抱いており、県内移設そのものに反対する表現は打ち出さない見通し。(9月24日沖縄タイムス)
県内移設そのものに反対する表現は打ち出さないとしているが、 知事が政府に求めている「県民が納得いく説明」はハードルが高いうえに、政府にはその説明責任を果たそうとする姿勢さえも見られない。このような現状では「県外移設を求めざるを得ない」のではないか。
11月の知事選までにはまだ時間がある。県内移設を求める第3の候補の出馬も取りざたされており、各候補者の公約の内容に注目である。