昨日の民主党県連の日米合意尊重のニュースに呼応し、今朝はその真意についての報道がなされた。
沖縄タイムス記事によれば、岡田幹事長との会談において、民主党沖縄県連代表らは、普天間飛行場移設問題について「日米合意を尊重し、レビュー(検証)して深化させる」との考え方を示したという。これに対して、岡田幹事長は日米合意の検証に難色を示し、継続協議となったという。
県連代表の喜納氏らは党本部との折り合いをつけるための苦肉の策としての提案だったのだろうが、私の認識としては、明らかに後退である。それは日米合意に至るまでの経過を観れば明らかである。沖縄への説明もなく、それどころか沖縄の民意を無視するかのように唐突になされた合意である。沖縄の民意からすれば、日米合意は撤回されるべきもので、例え、再検証する前提であったとしても、決して尊重されるべき筋合いのものではない。
これ以上沖縄は苦渋の決断をしない。というメッセージをより明確に示すべきである。民主党県連が取るべきは、妥協ではなく、あくまで、沖縄の民意を主張し続けることである。
今の民主党県連を支えているのは沖縄の民意であることに気づき、原点に立ち戻って欲しいと思う。