11月28日の沖縄県知事選挙に向けて、伊波・仲井真両氏が公開討論会を行った。普天間飛行場移設に関し、両者は次のように主張した。
(11.2沖縄タイムスより)
『米軍普天間飛行場移設問題の解決手法をめぐり、
仲井真氏は「今、私の頭の中には県内移設の選択肢はない。確固たる信念で、
県外移設を訴える」と強調。
伊波氏は県内移設に反対し、「在沖海兵隊はグアムに行く流れができている。
県外に移す流れを新たに作る必要はない」と訴えた。
これまで、県内移設容認か否かが争点となっている感があったが、ここへ来て、両氏の主張は県内移設反対で一致したといえる。その上で、伊波氏は、仲井真氏との主張の違いを浮き彫りにするためかグアム移転を打ち出した。
これで、知事選の結果によっては辺野古移設容認への動きを期待した菅政権の目論見は崩れたことになる。それどころか、沖縄における基地負担の軽減、基地の整理・縮小を求める動きはさらに強まることになるのである。