11.28沖縄県知事選を前に、沖縄タイム社による県内情勢調査(詳細はこちらをクリック)の結果が報道された。
知事選の投票行動について、「必ず行く 84%」「たぶん行く 9.7」となり、投票に行くとの答えが90%を越えたとが分かった。11.28沖縄県知事選への県民の関心の高さを示す結果となっている。同時に行われた政党支持率ついては、自民党27.3%(前回14.0%)、社民党15.4%(前回15.5%)、民主党13.9%(前回18.4%)となっている。民主党の支持率低下は普天間飛行場移設問題をはじめとして期待が大きかっただけにその落差を示している。
11.28沖縄県知事選に、県民の関心が高いということは、それだけ、新知事に対する期待の大きさを示している。報道が『伊波・仲井真氏が横一線』と表現するように、有権者の投票行動の行方は最後まで予断を許さない。
伊波・仲井真両氏の普天間飛行場移設問題に関する主張はさほど違いがないように見える。しかし、知事選後の状況を考えるとき、仲井真氏については、同氏がこれまで条件付き容認とされていたこと、主張する県外移設の内実がどのようなものか、あるいはどのように変化していくのか読めない部分が多い。これに対して、伊波氏の主張は明確である。自身も述べているように、伊波氏が新知事に当選すれば、日米両政府とも辺野古移設を断念せざるをえない状況になるとの見方は正しいと思う。
昨年8月の衆議院選挙以降、沖縄の民意は、県民大会、各種選挙で示されてきた。
11.28沖縄県知事選挙は、沖縄の民意を示す総決算となる。