国民新党の下地幹事長、国民新党県連の呉屋代表、政党そうぞうの當間代表が11月13日、那覇市内で会見し、知事選では伊波氏を支持・支援すると発表した、と報道された。
その理由について『下地氏は、「伊波氏はグアム移設を主張している。私と時間のずれはあるが具体的な目標が同じなのでずれは埋められる」と説明した。』(沖縄タイムス紙)。また『下地氏は「民主党が自主投票にしたのは(仲井間氏への)淡い期待だ。そういうことがあってはならない。」と述べ、仲井真氏の再選に期待を寄せる現政権を批判(琉球新報)』した。
下地氏の陣営の伊波氏支持・支援については、伊波陣営からの推薦願が出ておらず、推薦ではなく独自の支持・支援となるという。
11.28の知事選挙の結果は沖縄の民意を知らしめる最高の機会となるだけに、下地陣営の伊波氏支持・支援が力となることを期待したい。
一方、菅首相は13日のオバマ大統領との会談後の会見で、5月の日米合意を前提に、沖縄知事選後に最大の努力をする、と述べた。伊波・仲井真両氏が辺野古移設反対を公約としているにもかかわらず、どのような最大の努力をするというのだろうか。能天気としか思えないのだが。
沖縄の現状についてどのような説明をし、今後の成り行きについてどのような見込みを立てているのか分からないが、普天間飛行場移設問題が、知事選の最大争点となっている現状において、笑顔で、なんとかなると言い放つ総理大臣に私たちは何を期待することができるのだろうか。