嘉手納中学校から、嘉手納町議会に対して提出された、嘉手納基地から派生する爆音や悪臭被害の軽減を求める「学校の安全と静かな学習環境の保障を求める陳情書」の続報である。
同陳情書によれば、今月2日は県内中学2年生を対象とした県学力到達度調査が実施されたが、爆音と異臭によりテスト直前の説明ができず、開始時刻も遅らさざるを得ない状況になったという。『同校は「窓を閉めても騒音はなくならない。ほかの学年の休み時間ともずれてしまったため、生徒がテストに集中できたか心配」と批判。PTA会長で町議の徳里直樹さんは「町内の小学校とも連携し、静かな学習環境づくりを求めたい」と話している。』と報道されている。
子供たちの教育環境を守るのは親の義務である。子供たちの教育を受ける権利は日本全土において当然に保障されなければらない。
同陳情を受けて嘉手納町議会は、演習中止等の抗議決議案と意見書を可決し、沖縄防衛局と嘉手納基地第18航空団に抗議行動を起こした。しかし、それに対応した沖縄防衛局は国の防衛のためには演習は必要不可欠と理解を求めた上で、住民の負担軽減に努力すると応えたという。
地域からの発信の努力を怠ってはならない、と思う。