菅首相が17日午後2時40分ころ、自衛隊機で沖縄入りした。その後、県庁で仲井真知事と会談したという。最新の報道によれば、菅首相は普天間飛行場移設に関し、辺野古移設がベターであると判断したと述べたという。これに対して仲井真知事は、これまでの主張どおり、日米合意の見直しと県外への移設を求めたという。
予想されたとおりのやりとりである。菅首相は沖縄特別措置に関する取り組みについて積極的に取り組むことを述べたというが、それにより辺野古移設への理解が得られると考えているのだろうか。
普天間飛行場の移設問題について、最終決断をするのは誰なのか。米政府高官が言うように、普天間問題があくまでも日本の内政問題というなら、その最終判断は日本政府が行わなければならないはずである。それができないとすれば、それは如何なる障壁によるものなのか。何がそれほどまでに菅政権を頑なにしているのか。今回の来沖で、それを仲井真知事に伝えるのかとも思っていたが、どうだったのだろうか。今後の報道を注視することにしよう。