17、18日の両日来沖した菅首相に続いて前原外相が来沖した。
普天間飛行場の県外移設を求める仲井真知事に対して、前原外相は、「辺野古を受入れていただけない以上、当面は普天間基地継続使用にならざるを得ない」と発言している。この発言は普天間継続使用にあたって、普天間第2小学校や近隣の病院等の施設の移転についての理由として述べたものであるが、沖縄にとっては静かなる恫喝である。
辺野古移設を飲まなければ普天間基地が動かないことを宣言したのである。これでは、謝罪などしていないに等しい。仲井真知事は、普天間問題の解決のためには辺野古以外の代替案を探すのが解決を早めることになると言ったはずである。にもかかわらず、「辺野古を受入れていただけない以上、当面は普天間基地継続使用にならざるを得ない」と発言したというこは、頭から辺野古以外の選択肢はないと宣言しているのである。
民主党が政権交代を果たして以降の沖縄の民意の動きを民主党政権はどう理解するのだろうか。知事選が終わるまで沖縄を掘っておいた挙句の強行姿勢。
菅政権閣僚が、何度、来沖しようとも、沖縄の民意を変えることはできない。
沖縄は更に、この民意を、発信し続けていく必要がある。