20日、来沖中の北沢防衛大臣は仲井真知事と会談した。同大臣は嘉手納基地所属のF15戦闘機の訓練一部移転することやギンバル訓練場等の一部移転へ努力する等言及し、沖縄の基地負担軽減に向けた菅政権の努力をアピールした。仲井真知事が求めた普天間飛行場移設と海兵隊のグアム移転、嘉手納基地以南の施設返還をパッケージから切り離すよう求めたの対しては同意しなかった。
現時点で実現されそうなのはF15戦闘機の訓練一部移転のみ、しかもその費用は「日本側が特別協定で費用を負担」することになるという。
仲井真知事も指摘するように訓練移転後には外来機が演習にやってくるのがこれまでの状況である。実際に爆音が減少し、負担軽減になっているのかの検証作業を防衛省自ら実施しその結果を公表すべきである。日本の費用負担で訓練を移転させたのに外来機による訓練が実施されこれまで以上の爆音禍が発生すれば、まさにお笑い草だ。
ここまで来た沖縄の基地問題、解決するためには沖縄からの声を更に強める必要がある。
①北沢防相の来沖を伝える報道
②訓練移転の合意について伝える防衛省HM