メア氏の発言について、枝野官房長官は「(発言内容を)確認する必要はない」とし、深入りしない姿勢を示した。しかし、本当にそれでいいのか、と問いたい。同氏は在日米大使館安全保障部長、駐福岡米領事などを経て駐沖縄米総領事。そして現在は国防省の日本部長である。同氏の発言は米政府の沖縄の見方を吐露してものであり、日本政府は正式に申しれをすべきである。毅然として、抗議し、メア氏の発言の真意を確認すべきである。
沖縄県議会でも、クリントン長官とルース駐日大使らへの強い抗議と、メア氏本人に発言の撤回と謝罪を要求する決議を全会一致で可決し、那覇市議会では発言の撤回や謝罪、辞任を求める抗議決議を全会一致で可決した(琉球新報報道はこちら)。
このような沖縄の怒りの状況を受けてもなお、日本政府はだんまりを決め込むつもりなのか。日本政府は毅然として、抗議し、メア氏の真意を確認すべきである。