嘉手納・普天間両基地の深夜・早朝の爆音が、、「嘉手納飛行場及び普天間飛行場における航空機騒音規制措置に関する合同委員会合意について(平成8年3月28日外務省)」、いわゆる騒音防止協定締結後に激増している。このニュースは沖縄タイムスが3月27日に報道した。
報道を参考に平成8年(1996年)以降のの深夜・早朝の発生騒音回数を比較した。
①嘉手納基地の深夜・早朝(午後10時~午前6時)の騒音発生回数
年 度 | `96 | `98 | `00 | `02 | `04 | `06 | `08 | `10 | `11 |
発生回数 | 1120 | 1065 | 1063 | 1767 | 1667 | 1813 | 4231 | 4907 | 予測値 5000以上 |
②普天間基地の深夜・早朝(午後10時~午前6時)の騒音発生回数
年 度 | `97 | `98 | `00 | `02 | `04 | `06 | `08 | `10 | `11 |
発生回数 | 177 | 95 | 388 | 1047 | 747 | 568 | 318 | 1001 | 予測値 1000以上 |
嘉手納基地の深夜・早朝の爆音の発生回数については、当HMの基地被害の実態でも報告した。騒音防止協定は完全に絵に描いた餅となっている。この現実を受けても、沖縄に基地被害を甘受せよと迫る政府の姿勢は常軌を逸している。しかも、与党民主党の岡田幹事長は普天飛行場の辺野古移設が解決しなければ、日米地位協定の改正にも手をつけられないと発言している。
政府与党、民主党に沖縄問題を解決する能力はない。