今年1月に沖縄市内で起きた交通死亡事故。自動車運転過失致死罪で送検された在沖米空軍軍属の男性(23)が、日米地位協定に基づく「公務中」を理由に不起訴となった問題で、亡くなった男性の遺族が、4月25日、不起訴を不服として那覇検察審査会に審査申し立てた。
これまでの報道によれば、不起訴となった米軍属男性の米国側の処分について、米国政府からの報告もなければ、日本政府からの照会もなく、どのような処分となったのかは不明だ。
遺族は申立書の中で、「那覇地検による遺族への説明で
(1)米軍から軍属男性のタイムカードの写しを提供されたが偽造か確認していない
(2)事故前の行動を勤務表と照合して確認してない
(3)飲酒運転の確認をしてない ―などが明らかだとして捜査不足を指摘した」という。
検察審査会の審査に注目である。
【報道】 米軍属不起訴 遺族側、検審に申し立て(4.26琉球新報)