今年1月に沖縄市内の交通死亡事故で、自動車運転過失致死罪で送検された在沖米空軍軍属の男性(23)が「公務中」を理由に不起訴となった事件。亡くなった男性の遺族が不起訴を不服として那覇検察審査会に審査申し立てていた事件。
那覇検察審査会は、27日、「起訴相当」と議決した。
検察審査会の「起訴相当」の議決を受けて、検察官は3カ月以内に起訴するか否かの判断をすることになる。再度検察官が起訴しないときは、検察審査会は再度の審査を行うことになり、起訴相当の判断が再度出された時は、裁判所の選任する指定弁護士が起訴することになる。
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この事件については、那覇地検は26日の会見で、米国が第1次裁判権を行使していないのであれば、日本の裁判権を行使する可能性を示唆したという。 今回の検察審査会の議決も相まって、今後の那覇地検の動向に注目である。
【報 道】
米軍属を「起訴相当」議決 交通死亡事故めぐり那覇検審(産経ニュース)
公務中理由に不起訴の米軍属「起訴相当」 那覇検察審(asahi.com)
米軍属は起訴相当 検審、異例言及 地位協定改定を(琉球新報)