台風2号が沖縄に接近していた昨日28日。仲井真知事と松本外相が会談した。仲井真知事が普天間飛行場の県外移設を求めたのに対して、松本外相は辺野古移設案の推進と6月下旬の2プラス2で代替施設の位置や工法を決める政府方針を県に伝えた。
完全なすれ違いである。今月上旬の北澤防相との会談のように双方が興奮する場面は見られなかったようだが、松本外相は沖縄の声など聞こえないとばかりに、一方的に通告しただけのようだ。
近日中にも内閣不信任案が提出される見込みのようであるが、不信任案が可決されれば、菅首相は衆議院を解散する可能性もある。6月下旬の2プラス2が予定通り開催されるのか。
いずれにしても菅政権では沖縄の基地問題を解決することはできない。
沖縄の基地問題が解決されるまで、沖縄は、沖縄の声を、上げつづけなければならない。
【松本外相との会談を伝える報道】
仲井真氏「辺野古案は不可能」 松本外相、沖縄訪れ会談(asahi.com)
松本外相、2プラス2で位置決めたい=普天間移設、沖縄知事に伝達(時事ドットコム)
在日米軍再編:普天間移設 沖縄知事、改めて「県外へ」 松本外相に会談で(毎日JP)