今日(6月18日付)沖縄タイムス紙2面、『石破氏、「県外」提起示唆 〜普天間で「県連を尊重」〜』との記事が掲載された。(以下は記事の抜粋である)
自民党の石破茂政調会長は17日夜、同党沖縄県連が打ち出している米軍普天間飛行場の「県外・国外移設」方針について、「県連の主張は沖縄の総意を代表しており尊重するのは当然。(同党本部でも真剣に考えないといけない」と述べた。・・島尻安伊子参院議員の政治資金パーティー後、記者団の質問に答えた。 ・・・ 石破氏は「政調会長の任にある限り、沖縄の主張を真剣に議論するように努力したい」と述べ、県連が掲げる「県外・国外」の方針を党政調に提起する考えを示した。 一方で「まだ政調で共有されている認識ではない。党として『県外』に転換したわけではない」とも述べ、現時点で私的な考えであることを説明した。 |
辺野古移設案に固執していた自民党政調会長の発言であり、この発言の重みは大きい。確かに、ポスト菅を狙っての沖縄でのリッピサービスではないかとの穿った見方も可能である。しかし、沖縄の民意が明らかに示された中での石破自民党政調会長の発言は注目しなければならない。沖縄の民意に反して県内移設を模索する県選出国会議員と比較しても、沖縄の置かれた状況について理解を示したものと理解したい。
沖縄の基地負担軽減の足掛かりとなる、普天間飛行場の県外・国外移設の世論を更に拡げるためにも、沖縄の声を発信し続けなければならない。