第3次嘉手納基地爆音差止訴訟の第1回口頭弁論期日が10月20日午前10時に指定された。
第3次嘉手納基地爆音差止訴訟は、去る4月28日に、原告2万2058名によって提訴された。提訴から約6ヶ月後に初回期日が指定されたことになる。
初回期日では原告の主張に対する被告国の認否が行われる。
嘉手納基地周辺の爆音被害については、これまでのマスコミ報道や沖縄防衛局が公表した測定結果によっても明らかである。しかも、菅首相をはじめとする各閣僚は沖縄の基地負担について認めており、来沖のたびに県民へ謝罪している。
第1次訴訟爆音訴訟においては、被告国は、原告らをして「通常人とは異なる感覚の持ち主」と表現し、異常者発言として非難を浴びた。当然である。
現在の状況の中で、被告国が、第1次訴訟爆音訴訟時のような答弁をすることはないだろうが、今回、どのような答弁をするのか注目である。単に原告の主張すべてを否認するような答弁に終始するのであれば、被告国の責任回避態度は強く非難されなければならない。