八重山地区で使用する来年度の教科書の選択について、沖縄全体を巻き込んだ議論を呼んでいる。
報道の中で気になる点がある。
玉津博克会長「文科省の指導に従って改善をやったという風に思っています。このことが、保守系教科書を採るためじゃないかとか,こんなことは毛頭考えておりませんから、今のような心配は要らないと僕は思います。」(QAB報道) |
玉津博克会長が、文部省の指導に従った改善内容については次にように報道されている。
だが今回、玉津会長は同地区での順位付けを廃止し、「複数推薦」を導入。調査員に「推薦したい教科書」「特徴・特色がある教科書」「現在の教科書の感想」を報告させ、協議会で全ての出版社から無記名投票で教科書を採択する方式に改めた。採択する協議会を非公開とし、無記名投票で採択するため、公平性が確保できるか疑問の声がある。(8.19琉球新報) |
「文部省からの指導を受けた」という内容が、透明性・公開性を否定するものとすれば、その指導こそが問題である。地域の歴史に根差した真実を子どもたちに伝えることこそが、教育の使命だと思うのだが。