昨日(8月27日)に公示された民主党代表選挙は明日(8月29日)の投開票が行われる。立候補者は鹿野氏、野田氏、海江田氏、馬淵氏、前原氏の5人である。新聞、テレビ等による各氏の主張を聞いても、沖縄の基地問題に関する発言は聞こえてこない。おそらくは各氏の主張に隔たりがないためだろかとは思われるが極めて残念である。
大きくクルーズアップされている普天間飛行場移設問題に関する姿勢について、これまで沖縄の声を無視することはできないと発言してきたのは原口前総務大臣のみであった。同氏が今回の選挙に立候補しなかったのは極めて残念である。
今回の立候補者の中でマニフェストにこだわりを見せているのは海江田氏である。他の候補はマニフェストの理念は大事にするものの見直しを行うとしている。
沖縄の基地問題について普天間問題を含めて解決すると公約していた民主党。民主党 マニフェスト2010((クリックすると民主党HMへ)によれば、沖縄問題については日米合意の履行を謳っている。民主党のマニフェストはすでに見直されたというのだろうか。
次期代表の有力候補である海江田氏による「マニフェストを大事にする」という言葉はどういう意味なのか。
次期代表がどのようなスタンスで沖縄の基地問題に取り組むのか注視しなければならないと同時に、沖縄の民意を発信し続けばければならない。