県道を挟んで、嘉手納町屋良地区に隣接している海軍駐機場の移設作業が開始したと報じられた(9.8沖縄タイムス)。1996年(平成8年)12月2日日米特別行動委員会(SACO)最終報告(クリック外務省HMへ)の騒音軽減措置として決定されてから、15年を経過しての作業開始である。移転決定の内容(抜粋)は下記のとおりである。
今後の問題は移転後の施設部分がどう活用されるかである。他機種のエンジン調整や充電施設にされたのでは元も子もない。
ましてやヘリ施設にでもなれば、爆音被害は激化することになる。
海軍駐機場が移転されるからと言って安心はできない。その後の運用等についても監視を怠ってはならないのである。
嘉手納飛行場における海軍航空機及びMC−130航空機の運用の移転 嘉手納飛行場における海軍航空機の運用及び支援施設を、海軍駐機場から主要滑走路の反対側に移転する。これらの措置の実施スケジュールは、普天間飛行場の返還に必要な嘉手納飛行場における追加的な施設の整備の実施スケジュールを踏まえて決定される。嘉手納飛行場におけるMC−130航空機を平成8年12月末までに海軍駐機場から主要滑走路の北西隅に移転する |