小沢一郎氏の強制起訴事件の第2回公判期日。石川議員が受けた東京地検特捜部の任意聴取の様子の録音した内容を収めたDVDが、法廷で再生された。
内容は、石川議員が東京地検特捜部の任意聴取の様子をICレコーダーでひそかに録音したもの。検察官役の指定弁護士が申請し、5時間超の録音のうち計約20分が再生された。
再生された内容についてはの報道は、報道機関毎に異なる。昨日(14日)にNHKニュースウォッチ9では、石川議員の供述が小沢氏の起訴・不起訴に影響するところまで話が及び、さながら司法取引のようなやりとりが明らかになった。更に、石川議員の再逮捕の可能性についても話が及んでいる。供述調書が検察官の脅迫・誘導等により作成されたのではないかとの疑いが生じる。弁護側の主張はこの点だ。
一方、石川議員の隠し録音という手法も問題だ。検事の話に合す振りをして自分に有利になるように話を進めた可能性も否定できない。
結果としては、5時間に及ぶ取り調べ全体を聴いてみなければ詳細は分からないということになる。
裁判所がどのような判断をくだすのか、注目である。