来週の一川防相と玄葉外相の来沖を前に、仲井真知事が記者会見を行った。仲井真知事は「県外移設の公約は変えられぬ」と述べ、沖縄の民意の実現を両大臣に迫る考えを明らかにした。
一川防相は、16日(日)に出発し、17日(月)に沖縄県を訪問する予定。仲井真知事との会談では普天間飛行場移設問題について「誠心誠意、折衝をさせていただきたいという趣旨のことをお話ししながら、会談をしたいと思っております。(詳細は防衛省HMへクリックで23.10.14大臣会見概要へ)」と述べ、辺野古移設を求める姿勢を明らかにしている。
なお、玄葉外相は、19日と20日に来沖すると報道されているが詳細は不明だ。
23.10.14一川防衛大臣会見概要から抜粋(普天間問題への認識) この普天間飛行場の移転問題というのは、大変大事な課題・・。しかも、日米両国が合意をしてきている・・、一方では、沖縄県の・・賛成、理解がないと物事が進まないということも十分理解しております。・・日米で合意された内容について、私は誠心誠意しっかりと沖縄県知事を始め、住民の方々にも理解していただけるように最大限努力をするという基本姿勢は今までの大臣と変わらない・・。ただ、私自身は沖縄県が復帰して40年、それから前の戦争が終わって相当の年数が経過している中で、沖縄県民が大変な負担の中でいろいろとご苦労されてきたという事実がありますから、そういったことはしっかりと念頭に置きたいと思っておりますし、また、わが国が戦後ずっと平和な状態で経済が順調に伸びてきたという背景には、やはり沖縄県民の皆さん方の大変なご苦労と負担の中でそういう成長を遂げてきたという気持ちは持っておりますので、日本国民全体が、沖縄県の負担をしっかりと理解するという中で問題に対処していく必要があるのではないかなと考えております。ただ一方で、国防問題というのは、まさしく国の責任で対応すべき分野の課題でございますから、そのことは当然の一つの大きな責任がございます。そういったことも含めて、意見交換は十分させていただきたいと思っておりますし、普天間移転問題というのは大変難しい問題であるということは重々承知いたしておりますけれども、しっかりと沖縄県のご意見なり考え方をお聞きしながら、誠意を込めた対応をしていきたいと思っております。 |