第3次嘉手納基地爆音訴訟がいよいよ始まった。今日(10.20)が第1回口頭弁論期日。今日の期日で、被告国は原告の訴えの棄却を求めた。
これまでの日本政府の姿勢は、沖縄県民に対して米軍基地による多大な負担を強いていることを謝罪してきた。来沖する政府閣僚の態度は謝罪から始まる。普天間飛行場の辺野古移設を強要する姿勢を示しながらも、その前段では基地負担についての謝罪から始まるのは一貫している。にもかかわらず、原告の訴え、被害による損害賠償も含めたすべてを否定するのは政府の姿勢と矛盾するのではないか。
沖縄の基地負担は様々な面で指摘することができるが、嘉手納・普天間両基地の爆音等の被害はその最たるものである。相変わらずの日本政府の姿勢は厳しく糾弾されなければならない。
第3次嘉手納爆音訴訟 第1回弁論 「静かな夜を返してほしい」(琉球新報)