12月28日未明に夜襲搬入された環境影響評価書16箱。今日1月4日午前11時から開封作業が始まった。お昼のNHKニュースによれば、受理作業について、県は環境省に問い合わせているとの情報もあり、県が、環境影響評価書を昨年12月28日に遡って受理するの否かについて注目が集まっている。
通常の書類授受は、申請者より提出された書類の内容を窓口担当者が確認し、受理する。今回の措置は始業開始前の午前4時に奇襲作戦のごとく県庁の夜間警備室に搬入された。提出を受けた県としては、内容を確認のうえ、不備があれば提出者に返還し、不備を是正したうえで再提出することを求めることができる。
もちろん、不備が軽微であれば、県庁内に書類を残したままで、是正されるのを待って受理することも可能である。
また、県議会の動きにも注目が集まる。沖縄県議会は昨年11月14日に環境アセス評価書提出の断念求め意見書(クリックで当HM記事へ)/米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書の提出を断念するよう政府に求める意見書(クリックで議会HMへ)を全会一致で採択した。開封作業には県議団・市民団体代表が同席したが、県議団と仲井真知事との協議も行われている。沖縄の民意を代表する県議会の決議は重い。
これらの沖縄の民意を踏まえ、仲井真知事はどのような判断を下すのか、注目である。