オスプレイ配備に反対する沖縄の声、基地負担軽減を求める沖縄の声を無視する動きが、また出された。今度は、沖縄県選出議員の下地氏の発言である。本日付け沖縄タイムス紙は同氏の発言を伝えている。(以下はその抜粋)
国民新党の下地幹事長は19日、・・MV22オスプレイに試乗した。試乗後。下地氏は「明らかに安全性は向上しており、機種交代は騒音軽減につながる。」・・。下地氏は・・「非常に危険でどうしようもないというものではない。シュミレーターも4割ぐらいあり、騒音問題の軽減にもつながる。報道などによる同種の危険性に対するイメージがかなり変わった。」・・。 |
オスプレイの危険性、爆音による被害状況についてはこれまでも報道されてきたとおりであり、しかも、昨年末に夜集搬入され内容の不備が指摘されている環境影響評価書でさえも、低周波音による影響について、安波集落では、心理的、生理的影響に係る閾値を上回っているとし、生活環境へ及ぼす影響について言及している。
更に同氏は続ける。
・・。配備に反対といっても配置は決まっているから計画が簡単に変わるものでもない。日米同盟で沖縄が一定の役割を担っている以上、安全を保障するために新しいものを入れることが必要」 |
同氏の発言は野田政権の発言そのものであり、同氏に、沖縄の民意である基地負担軽減の実現を託すことはできないことが明らかとになった。
同氏は喜納氏とタッグを組んで嘉手納統合案の実現を模索しているとも報道されている。
沖縄内部からのこのような裏切り行為に屈してはならない。
沖縄は沖縄の民意を主張し続けなければならない。