「アメリカへ米軍基地に苦しむ沖縄の声を届ける会」訪米に関する報道が熱気を帯びている。米国の様々な層に沖縄の声が届いている証だ。
時事通信社のネット記事によれば、現地で記者会見した今訪米団の団長山内参院議員は「基地を(現在地に)固定化し、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを配備すれば、沖縄県民はゼネスト的抵抗を起こし、自らの人権や命を守るため立ち上がる決意だ」と述べた。
仲井真知事は、昨年9月19日、ワシントン大学で開催された「沖縄クエスチョン」で次のように演説した。
沖縄の状況を無視した辺野古への強行は、全県的な激しい基地反対運動に繋がり、日米安全保障体制に悪影響を及ぼしかねず、沖縄県民と沖縄の米軍との関係を決定的に悪化させる恐れも否定できない。 |
山内参議院議員と仲井真知事の発言は、正に沖縄の民意を示した内容である。
普天間飛行場移設問題を含めた沖縄の基地問題全般の解決が実行されなければ、沖縄の民意に応えることはできない。
日米両政府ともに、このことを肝に銘じるべきである。