真部朗沖縄防衛局長 参考人招致 【衆議院 国会生中継】 〜平成24年2月3日 予算委員会〜(要旨)以下のとおり
東議員(公明党)
今回の真部局長の行為は法令に抵触しているのか否か。
田中防相
現時点で明らかになっている状況では抵触するものとは考えていない。但し、調査継続中であり、確定判断はできない。
真部局長
法令違反の認識は無い。正しいか否かについてはこれから判断されるものと認識している。
東
沖縄での県議会議員等による抗議の際に、報道では「抵触する可能性を自覚している」と発言したとされていますが事実ですか。
真部
正確には記憶していないが、防衛省の判断においてはそのような可能性があるだろうという趣旨で述べたのではないかと思います。
東
今回の事案は、①局長という立場で講話をした②勤務時間内に講堂を使用した③宜野湾市長選挙直前というタイミング④講話の対象者を宜野湾市に関連のある人に限定した⑤親戚のリストを出させた。
これは通常の講話が、職員の服務、公務員の中立公正性等の観点からなされるとすれば、逸脱しているのではないか。この五つの観点から本当に逸脱していないと言えるのか。
真部
①②④について、講話の意図は宜野湾市長選挙は重要であり、職員として対応してもらいたいと考えました。
③について、近くなって自覚を持ってもらうため
⑤について、関係職員からの話もあって、親戚と接触する機会もあるだろうということで同じように教育を行おうと考えました。
東
講話を受ける側にとっては、2候補者による一騎打ちとなる選挙であり、あなたがどちらの候補に肩入れしているか分かっていて参加するような状況の中で、政治的意図はなかったと言い切れるのか。
真部
親戚の点は誤解を招く可能性があるとは思っていましたが、きちんと対応してもらえるように考えた。
東
職員を集めることによって、職員に対して無言の圧力をかけていることになると考えますが、防相はどのように考えるか。
田中
調査中です。親族までリストアップしたことは行き過ぎではないかと思っています。更に調査します。
東
法律違反であり、処分すべきだと思いますが、如何ですか。
田中
白紙です。
東
明後日から選挙です。
総務大臣の管轄である沖縄総合事務局でもこのような講話をするのか。
川端
選挙に行くように周知する以外にはない。
東
これまでの沖縄の苦悩を考えるとき、田中前局長の問題発言そして今回の問題。処分以外にはないと思いますが。
田中
真剣に判断します。選挙に影響がないようにします。私も重大な責任を感じています。
東
重大な責任というのは、場合によっては、大臣も引責辞任を考えているのか。
田中
まず、責任を果たしていくことが重要であり、その姿勢を表しました。
東
処分はどうするのか。
田中
何らかの対応をするということ。今回の審議も踏まえて判断します。
以上、東議員の分