宜野湾市長選挙に関する、真部沖縄防衛局長の講話問題で「処分は行わない方針」との報道がなされている。当該ニュースはヤフーに掲載されたFNNニュースである。以下はその抜粋である。
フジテレビ系(FNN) 2月14日(火)13時25分配信 沖縄防衛局長宜野湾市長選「講話」問題 防衛省、田中防衛相の沖縄訪問までに調査発表へ(クリックで当該記事へ) 沖縄防衛局長の宜野湾市長選挙をめぐる「講話」問題で、防衛省は、田中防衛相が沖縄を訪問する17日までに調査結果をまとめ、発表・・・準備に・・。 防衛省は、真部局長が行った「講話」のくわしい経緯や過去の沖縄県の選挙について調べてきたが、田中防衛相が沖縄入りを予定している17日夜までに調査結果を・・、発表する・・準備に入った。特定候補への投票を呼びかけるなどの違法行為はなかったとの内容となる見通しで、真部局長の処分は行わない方針。 |
ところで、上記ニュースの根拠となったと思われる2月14日の田中防衛大臣の記者会見を見てみると、真部局長の処分に関するくだりは極めて微妙だ。以下は防衛省HM(クリックで同記事へ)からの抜粋である。
Q:今週末、大臣が沖縄・・訪問されるまでに、・・真部局長の調査結果について、発表されるという報道がありました・・、調査の進捗状況について、・・伺い・・ます・・。 A:引き続き、調査をしております。また、過去に遡って、調査をしております。やはり、業務の適正化ということで、これから誤解なきように、対処していかなければいけないと思っておりますので、調査をしっかりして、そして、結論を出すことにしております。近々、報告はまとまることでございますので、報告を聞くという形になっております。 Q:報告の目途・・は。 A:今、相当まとまってきているということですので、これから日程は決めていくわけでありますが、調査も相当、入念にしておるようでありますので、これからだと思います。 ・・・ Q:真部局長の問題なのですけれども、発表は、沖縄を訪問されるまでにという。 A:今、調査中でございますので、それがまとまってから、報告を受けてからということでございます。 Q:そうなった場合に、真部さんに対する処分があるかないかは別にして、沖縄に今度、訪問された場合、結論が出る前に、そのまま真部さんが大臣に対して、説明することに対して、違和感があるというような声も聞こえますけれども、それについてはどうお考えですか。 A:今、調査中でありますし、局長は、引き続き、業務をしていただいているわけでありますから、できるだけ支障がないようにということで、調査は早めるように指示はしてあります。 |
記者から、処分結果待ちの真部局長が沖縄の現状等について大臣に説明することに違和感があるとの指摘に対して、田中防相は、局長は引続き業務を行っており、これに支障がないように調査を早めるように指示している、と答えた。これが、お咎めなしの趣旨だと捉えることも可能であろうが、果たして、本当にその趣旨だったのか。よく分からない。
本当にお咎めなしで済むのか。 どうしても合点がいかないのだが。