2月26,27日の来沖を終えて、自らのブログ、官邸かわら版のだ(クリックで当該HMへ)で感想を述べた野田首相。
訪問の目的について次のように述べている。
①沖縄の苦難の歴史に改めて思いを致すこと ・・今回の訪問が沖縄との「絆」を再構築する第一歩となることを願っています。 |
野田首相らしい丁寧な言い回しである。
しかし、普天間問題については一転する。
政権交代以降、普天間基地の県外移設の可能性を追求し、様々な案を検証しました。しかし、結果的に現在の日米合意に至りました。 |
と完全に思考停止状態。
普天間飛行場の危険性について認識していると言いながら、次のように述べる。
普天間基地の固定化は絶対に避けなければなりません。かたや、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増しており、日米同盟や抑止力の重要性もますます大きくなっています・・そうした中で、今現在、辺野古移設という案が唯一の有効な道・・。 |
そして、この問題への対応については、次のように結んでいる。
日米間の協議を通じて、早期の負担軽減に道筋を示しながら、一歩一歩、御理解を得る努力を続けていくしか現実的な方策はないのではないでしょうか。 |
沖縄の民意を一切無視した野田首相の姿勢は許されない。「沖縄の苦難の歴史に改めて思いを致す」のであれば、これ以上の基地負担を沖縄に強いるのは許されないと知るべきである。
昼間はもちろん、夜間、深夜、早朝まで米軍機の爆音に晒されている嘉手納・普天間両基地の状況を知るウチナーンチュはあらたな基地建設を許さない。
沖縄は、沖縄の民意を実現するために、声を上げ続ける!!!