オスプレイの沖縄配備については、オスプレイ自体の危険性とともに、普天間飛行場の辺野古移設に向けた環境影響評価書への記載内容の不備及び掲載手続きの不当性が指摘されている。オスプレイ配備反対は沖縄の民意である。
これを払しょくしようと、岩国基地等への一時配備が計画されているという。正に茶番である。
オスプレイ配備に沖縄が反対するのは、沖縄の基地負担をこれ以上増やすなというのがその根本である。与党国民新党の下地幹事長のパフォーマンスともいえる提案をまともに受けて、仮に岩国基地等への一時配備が順調にいっても沖縄がそれを受け入れることはない。
昨日(3月7日)記者会見で玄葉外相は極めて無責任な発言をしている。以下は外務省HM(クリックで当該HMへ)からの問題部分の全文転載である。
【玄葉大臣】これは、先ほど答弁もいたしましたけれども、このオスプレイ、MV−22の配備については、本年後半に沖縄に配備されるものというように承知をしています。まだ接受国通報がありませんので、今決まっているということではございませんが、そうなれば沖縄の皆様に丁寧に説明をしていく必要があると思っています。 先ほどのご質問は全国でという話でありますけれども、今申し上げることができることは、このオスプレイというのは米軍の運用の問題なものですから、いわゆる通常の機種更新の一環です。ですから、このことに対して我々がどこまで主張するのかということは、率直に言って、あると思っているところであります。 ただ、何ができるのかということについて考えていくということは一般論として必要なことで、例えば国会の中でも、防衛大臣が乗った方がいいのではないかとか、いろいろ提案があるわけでありまして、そういったことについて検討していくということは必要なことではないかと思っています。 |
玄葉外相は言う。オスプレイの沖縄配備は既に決まっており、それに対して日本政府は何も言うことはできない。だから、一時配備をしたり、防衛大臣が乗ったりしてその安全性を強調して、少しでも沖縄の反発を押さえるくらいしかできないのだと。
基地被害に喘ぐ沖縄の声には一切耳を貸さない、玄葉外相のような政治家に沖縄の基地問題の解決を委ねることはできない。
沖縄は腹を据えて対処していかなければならない。