嘉手納米軍基地は、嘉手納町有面積の83%を占め、沖縄市及び北谷町にもまたがる極東最大の米軍基地である。嘉手納町の住民は町面積のわずか17%の地域での生活を強いられている。以下の写真は嘉手納町HM『基地と嘉手納』からの転載である。どれほど広大で、住民地域に隣接している危険な基地であるかが理解できる。
嘉手納基地は南北に4,000メートル級の2本の滑走路を有し、昼夜・深夜・早朝を問わない航空機やヘリの離発着、エンジン調整及び充電等の爆音を発生させている。加えてエンジン排気ガス等の被害も発生させており、嘉手納町及び周辺自治体住民に重大な健康被害を発生させている。
これらを受けて昨年4月に第3次嘉手納基地爆音訴訟が提訴された。原告総数2万2058名。うち嘉手納町住民の数は4916名。実に嘉手納町住民(約1万4000名)の35%が参加している。住民の被害状況が伺われる。