普天間第2小学校での爆音(騒音と呼ぶには限度を超えている)が、100デシベルを越えているとの調査結果を受けて、県や基地所在市町村等が独自の爆音等調査を実施することになった。
宜野湾市教育委員会は、普天間第2小学校での独自騒音測定調査を実施することを決めた。更に、他の小中学校にも調査対象を拡大することを視野に入れているという。
県教育庁は、2013年度から全県立学校(教室内)の騒音調査を実施する方針で、爆音の激しい地域の学校には本年度(2012年度)から調査を実施するという。
嘉手納町教育委員会は、6日、町立2小1中学校で騒音測定調査をする方針を固め、その事前調査として爆音の最も激しい屋良小学校に簡易型の騒音測定器を設置した。米軍機の排気ガスについても調査を検討している。
米軍機の爆音被害は、基地周辺市町村のみならず、沖縄県全域に拡大している。沖縄市や北中城村でも米軍機の飛行経路にあたる地域の爆音被害は限界を越えているという。
子どもたちの教育環境を守る立場からの行政の取り組みは強化されており、他の市町村教育委員会においても学校における爆音値測定の動きは拡がりを見せるに違いない。