期待と不安の中、入学されたみなさん、おめでとうございます。
先月は小学校の卒業式に参加しました。卒業証書を手にした卒業生が将来の夢を語る姿が印象的でした。スポーツ選手や科学者、先生等ひとりびとりが輝いていました。メジャーリーガーになるとか、ワールドカップでの優勝、ノーベル賞受賞まで、日本国内に留まらず世界へ翔(は)ばたく夢を語るみなさんの姿は感動的でした。
小学校を卒業したみなさんは、期待に胸をふくらませて、そして少しの不安を持ちながら中学校の門をくぐってきたと思います。
中学校3年間はみなさんの心と体が大きく育ちます。大人への入口に立ったと言うことができます。勉強の質・量とも小学校とは比較にならない程に充実してきます。そしてそれは、みなさんが期待している部活についても同じです。練習の質・量ともに小学校とは比べものになりません。
このような学校生活が不安に思ったときはどうすればいいか。これは私が実践してきた事ですが、朝早く登校して、誰もいない教室の窓を明けてみる。清々しい空気が教室に流れ込みます。そしてクラスのみんなが、もちろん、あなたも含めてですが、勉強に取り組みやすくするにはどうすればいいのかを考える。教室の片付けや掃除をするのもいいでしょう。特にやることがなければ自分の好きな本を読む時間にしても良いと思います。
部活もいっしょです。なるべく早めに行って練習に必要な準備を整える。好きで入部した部活です。なるべく多くの時間を部活に使えるように考える。
どうです、少し、気分が楽になりませんか。
大事なことは自分から進んで行動するということ。
冒頭にも話したとおり、中学校3年間はみなさんの心と体が大きく育ちます。自分で考え、自分で決めて行動し、その責任を果たせる大人にならなければなりません。そのための準備をするのが中学校です。
やりたいこと、自分の目標が定まればしなければならないことが出てきます。そして、勉強に部活に打ち込む程にしなければならないことが増えてきます。すると必要になるのが時間のやりくりです。ここでも、自ら考えて、自ら行動することが必要になります。そして、困ったことがあれば先生方、家族、先輩に相談してください。
勉強や部活、その他の習い事等に一生懸命に取り組んだことは嘘をつきません。仮に思い通りの結果が出なかったとしても、一生懸命に取り組んだことは自分が一番よく知っている。そして次のステップは、努力したところから始まります。だから、今できることを怠ってはならないのです。
中学校生活が始まりました。がんばれ中学1年生。
そして、中1ギャップなんかぶっ飛ばせ!!!