今朝の新聞で、沖縄の民意を無視したオスプレイ配備を、米政府が7月にも強硬しようとしていることが報道された。
オスプレイ 7月普天間配備検討 米、日本側に伝達か(東京新聞)
オスプレイ7月にも普天間配備 米垂直離着陸機、前倒しで(47NEWS)
以下は本日付沖縄タイムスからの抜粋(詳細はこちらオスプレイ配備:強行「差別」 名護市長ら反発)
宜野湾市長「絶対阻止」 与世田副知事強い懸念 ・・宜野湾市の佐喜真淳市長は24日、「前倒し配備は絶対あってはならない。極めて遺憾だ。」と不快感を示した。・・同市は佐喜真市長を実行委員長に、オスプレイ配備反対と普天間固定化阻止を訴える市民大会の6月開催を準備している。「絶対阻止する。容認も納得もできない。」と強調した。・・ ・・与世田兼稔副知事は同日「拙速な配備は、問題をさらに難しくする」と地元の頭越しの配備計画に強い懸念を示した。・・「報道内容が事実か、政府に早急に確認する」とした上で、「安全性に関して納得できる説明がない現状では配備に反対するという知事の姿勢にぶれはない」と述べ、県として配備に反対する姿勢を示した・・ 以上1面より |
安全性不信の渦中 沖縄のみ強行「差別」 移設予定名護市長ら反発 米政府が・・オスプレイの米軍普天間飛行場への7月配備を検討していることに、米海兵隊の訓練場に隣接する本島北部の市町村長は反発した。 ・・名護市の稲嶺市長は「県内でこれだけ欠陥機と言われ、大反対の渦が巻き起こっている中での、配備の前倒しは理解できない」と指摘。本土への一時配備取りやめについて「対象となった地域から反発があったからではないか」といぶかしみ。「(沖縄は)反対しているにもかかわらず、危険なものを何でもかんでも沖縄に押し付けるのは構造的な差別だ」と批判した。 ・・伊江島補助飛行場がある伊江村の大城勝正村長は・・「安全性が明らかでない中の配備に、県民は納得していない。・・」 村内にキャンプ・ハンセンとキャンプ・シュワブを抱える宜野座村の東馨村長は「県が反対している状況で、頭ごなしに配備するやり方はどうなのか。県民感情としても前倒し配備の実現は難しい」と断言。「(モロッコでの墜落事故の)原因についても明らかにされていない中、欠陥機といえるオスプレイについて、日本政府は配備できないと言うべきだ」と対応を求めた。 以上2面より |
オスプレイは、4月11日、モロッコでの訓練中に墜落事故を起こし隊員4名が死傷した。これを受けて田中防相はパネッタ国防長官に対して原因に関する情報の提供を要請したばかりである。
オスプレイ事故情報を要請=米国防長官と電話会談―田中防衛相(時事ドットコム)
オスプレイのような欠陥機を普天間はもちろん、沖縄の米軍基地に配備させてはならない。オスプレイ配備は単に宜野湾市だけの問題ではない。米軍の訓練空域が沖縄全体に及んでおり、欠陥機墜落の危険は沖縄全土に及ぶ。
オスプレイ配備は、沖縄の問題として、沖縄全体で阻止しなければならない。