本日、6月12日付沖縄タイムスに興味深い記事「米でオスプレイ訓練保留 住民反対受け」(クリックで同HMへ)が掲載された。
米空軍は、予定していたオスプレイの低空飛行訓練計画を、住民からの中止意見が多数寄せられたことから、訓練の必要性を再検討する必要があると判断して、同計画の棚上げを決定したというのである。以下は同記事からの抜粋である。
米空軍が・・ニューメキシコ州のキャノン空軍基地で計画していた・・22オスプレイ(空軍仕様)の低空飛行訓練計画が棚上げされていた・・ことが・・分かった。アフガニスタンなどの戦地を想定し、夜間に低空飛行を繰りかえす同計画に・・、地元住民らが強く反対。環境審査(EA)の段階で計画の中止を求める意見が多数寄せられ・・、空軍側は訓練・・の必要性を再検討する必要があると判断し、計画の棚上げを決定・・。 米軍の訓練計画が住民の反対で棚上げされるのはきわめて異例。・・。 同計画は、・・、人口が少ない山岳地帯などが対象・・。 米空軍は・・、同年10月から地域住民を対象にした公聴会を開催。その中で、年間飛行回数は最大688回で300フィート(約92メートル)以下は飛ばないなどと説明・・。 しかし、住民ら約1600人から騒音増加や安全性を懸念する意見が寄せられたほか、一部の市民団体は訴訟も視野に入れた反対運動を展開。計画の撤回を求める動きが強まったのを受け、地元出身の上院議員らは空軍に計画を見直すよう要請していた。 ・・ |
米本国での軍の訓練については、地元住民との関係が極めて良好のようだ。山岳地帯での、年間最大688回の飛行、1日当たり1.869・・回、92m以下の低空飛行をしないとの訓練計画である。この計画が住民の反対で見直されるのである。
ちなみに、普天間飛行場の現状はどうか。沖縄防衛局の調査によれば、2011年度の爆音発生状況は、宜野湾市新城で10,754回、同大謝名で10,532回、同大山が5127回等となっている。住宅密集地の真ん中に位置し、さらに宜野湾市民のみならず沖縄全体がその配備に反対しているオスプレイ配備を、日米両政府は強行しようとしている。
このような暴挙を許してはならない。
オスプレイ配備阻止あるのみ!!!!!