沖縄で反対運動が展開されているオスプレイ配備問題。沖縄だけの問題と思っていたら、大間違いだ。6月13日に沖縄県に提示された「オスプレイ配備に伴う米軍の環境審査書」には、オスプレイの訓練空域が沖縄本島全域のみならず、キャンプ富士や岩国飛行場、その他の施設での訓練を実施すると明記されている。
沖縄のみならず、本土の空でもオスプレイが飛び交うことになる。墜落の危険、爆音による被害等は沖縄だけの問題ではない。
岩国基地への、組立て・試験飛行のための先行搬入は、その布石だ。
以下は環境審査書(要旨)(6.14付沖縄タイムスからの抜粋である)
【提案されている行動の場所】 ●キャンプ富士及び岩国飛行場 典型的な訓練状況下において、1個分遣対(2〜6機)が毎月2,3日展開し訓練を実施する。・・時として、日本の他の施設に展開することもある。 【提案されている行動】 ―日本本土のキャンプ富士及び岩国飛行場へのMV22分遣隊(2〜6機)による短期展開(2,3日)の実施 ―日本本土上の既存の航法経路での訓練 【分遣隊派遣】 追加的訓練には、日本本土の岩国飛行場およびキャンプ富士への・・分遣隊派遣が含まれる。時として、より長期にわたる展開や、機数の増加もあり得る。そのほかの日本本土の基地が派遣先として使用されることもある。キャンプ富士では、・・この場所における活動全体は10%増・・。岩国飛行場においては、・・全体的な飛行場運用は0.8%増・・。 |