今日6月22日の森本防衛大臣の記者会見の詳細が防衛省HM(クリックで同HMへ)に掲載された。
会見によれば、米国も今回の事故については「非常に深刻に受け止めて」いるとされている。ただ、この受け止めが何をどう受け止めているのかについては明確でない。事故原因が機材不良にあるということなのか、それとも人為的ミスによるものなのか。それとも訓練のあり方に問題があったのか。あるいは、沖縄配備に支障をきたす意味において「非常に深刻に受け止めて」いるということなのか。
いずれにしても、オスプレイの沖縄配備は有り得ない。しかも、いったん沖縄に配備されれば、その訓練空域はキャンプ富士や岩国飛行場、さらに四国の高知県上空に及ぶことも明らかになっている。
オスプレイ配備は沖縄だけの問題ではない。
米国務省の日本政府に対するブリーフィングがどのような内容なのか、注目したい。
以下は防衛省HMの防相会見記事からの抜粋(オスプレイに関する部分)である。
Q:・・オスプレイ・墜落・・を受けて、アメリカ側からの調査報告等は・・。 A:‥このオスプレイのフロリダの事故については、モロッコの事故も含めて、当初からアメリカ側に情報を提供するよう、いろいろなチャンネルを通じて強く申入れていた・・。今回、国務省でどのようなブリーフィングが行われたか、正確に文書を英語で、まだ役所に上がってないので、役所に行ってから見ようと思います。いずれにしても、アメリカ側が日本側のこの種の要求に応じて、今回日本側・・担当者に、事故の内容についてブリーフィングを行うということを約束してくれましたので、アメリカ側も今回の事故調査については、非常に深刻に受け止めていて、日本側の情報提供の要求に応じてくれたのだと思います。・・、行われて我が方に入ってくれば、それを我が方として分析をし、国会でも答弁しているように、中身をよく評価をしてみたいと思います。 ・・ Q:・・ブリーフィングは、近日中というか。 A:ワシントン時間で言う金曜日です。・・、あちらに行っている途中で、まだブリーフィングは行なわれていないと。いずれにせよアメリカが日本側の要求を受け入れて、この種のブリーフィングを行なうということについては、私は、アメリカ側がこの問題を深刻に受け止めているということの表れではあると思ってはいます。 Q:アメリカ側も、「真剣に受け止めた結果だ」ということを国防総省もブリーフしている・・けれども、今日ブリーフがあって、土日を挟むわけですが、どういうスケジュール感で沖縄に伝えたいとお考えでしょうか。 A:これは電報がどの段階で入ってくるか分かりませんけれども、日本時間で言うと日曜日くらいには入ってくるということなので、さっき申し上げたように月曜日、専門的にプロでなければなかなか分からない内容があるに違いないので、それをきちんと我が方で、どれだけのものが入っているのか、技術的にどのように解釈すればよいのかということを分析・評価して、それから地元と言いますか、この場合は山口県であれ沖縄県であれ、丁寧にご説明をするという手続きをとりたい・・。今のところは、まだ入ってきておりませんので何とも申し上げられないのですが、とりあえず、我が方が今までずっとアメリカ側に「事故の調査報告について提供してほしい」と述べてきたことに、アメリカ側がこういう形で答えてくれたと言うことで、とりあえず内容と結果を見たいと思います。 Q:大臣自ら山口や沖縄に説明に行かれるお考えですか。 A:それは内容を見てから、できるだけ丁寧に地元に説明をするのが望ましいと考えております。 ・・ |