2012年06月30日

オスプレイ配備、一国民として安全について確信を持つことは無理だ(森本防相6月29日記者会見概要より)

 「事故の調査が全部終わっていないときに、・・私がアメリカ側から提供された情報をいかように言葉を尽くして説明しても、飛行の安全について皆さんが確信を持っていただけるということは、多分無理であろうなと。私が一国民の立場になってみても、それは無理であろうなと思っています。」 

 昨日6月29日記者会見での森本防相の発言である。(防衛相HM「大臣臨時会見概要」より引用 クリックで同HMへ)

 同会見での森本防相の発言要旨をまとめてみた。

@米国は、岩国飛行場では、モロッコ・フロリダでの事故調査結果が日本側に提供され、飛行運用の安全性が再確認されるまでは如何なる飛行も行わない

Aオスプレイの本格運用は10月初旬であることは、米国の接受国通報で明らかにしているとおり

B飛行運用の安全性の確認主体は、米国である。その後に、日本が確認する

C日本政府の判断は、アメリカの飛行の安全性というものを日本側がこれを受け止め、どう理解するかという判断が入ってくる

D(「安全性が確認できなかったら計画変更はあるのか」との質問に対して)

 アメリカ側・・は、部隊としての完全な運用能力を2012年10月初旬と見積もってきたということを、我々としては受け止めたということ・・

 飛行させるかどうかということを、日本政府として申し上げる条約上の日本側にマンデート(与えられた権限)というのもはない・・

E(「条約上はそうですが、政治判断として・・米側に要請・・は」との質問に対して)

 プレスリリースに記載されているとおり

F(「問題の先送りか」との質問に対して)

 先送りではない。

G岩国市・山口県・沖縄県・宜野湾市を含めて、非常に率直に皆さんの意見を聞こうと思っています。どれだけ説得できる自信があるのかと聞かれたら、率直なところ、ノット・コンフィデント(自信がない)です。

H(「事故調査結果が出るまで運用を控えるということは、それでもって、地元の理解を進めるという意味では、それは、結果次第によっては、配備計画が変更になる可能性があるということでなければ、地元の理解は得られないのでは」との質問に対して)

  岩国で飛行しないことが、配備の全体計画と直接につながっていると理解してない

I今回の説明で、全員の方々が「なるほど」と「大丈夫ですね」と納得していただけるかどうかと聞かれれば、私はそれだけの説明を尽くして皆さんのご意見を率直に聞こうと思っていますが、皆さんに説得できる自信はない

J私は自分の説明力とか説得力というものを過剰に自分で自信を持っていない、私は是非とも行って皆さんの生のご意見をお聞きしたい。それが大臣としての役割、努めであると

K事故の調査が全部終わっていないときに、先程の質問のように、飛行の安全というものについて、私がアメリカ側から提供された情報をいかように言葉を尽くして説明しても、飛行の安全について皆さんが確信を持っていただけるということは、多分無理であろうなと。私が一国民の立場になってみても、それは無理であろうなと思っています。

L(「安全性は」との質問に対して)

 安全性が確認できるかどうかは今からです。この情報をもって安全性を信頼してくださいと申し上げるだけの自信はないと言っているわけです。それでも私は行ってご説明しようと思っているわけです。大臣としての役割はそういうものではないかと私は思います。そんなことなら行かない方がいいと言う意見もあるかもしれないし、行くなという意見もあるでしょうけれども、私はそういう選択はしないということを申し上げたわけです。

 森本防相は、極めて率直に現時点ので情報ではオスプレイの安全性は担保できないと述べた。一国民として考えても安全であると認識することはできないと述べた。そして、今回の説明についても地元の意見を率直に聞きたいと話した。

 しかしながら、オスプレイ配備について反対するような条約上の権限はないと述べている。国民の生命・財産が危険にさらされるこの期に及んでもである。

 沖縄では身体を張ってのオスプレイ阻止の体制が、全県民規模で整いつつある。

posted by 福地行政書士事務所 at 11:50| 許すなオスプレイ配備