2016年01月06日

再掲載 2012.7.16記事)オスプレイのアフガニスタンでの墜落事故。事故原因調査報告に米空軍からの圧力?

 2010年4月のアフガニスタンでのオスプレイの墜落事故。兵士3名民間人1名が死亡した。この事故に関しては事故原因はパイロットの操縦ミスだったと報告されているが、事故調査にあたったドン・ハーベル元准将は、QABのインタビューに次のように答えている(以下は7月10日付同HM記事からの抜粋)クリックで同記事へ。検動かぬ基地 vol.109 緊急インタビュー「操縦ミスではない」(QAB 動画)」

ハーベルさん「・・私の調査でわかったことは、パイロットは素晴らしい操縦をしていたということです」・・・

ハーベルさん「エンジンの回転数はおよそ80%でした。オスプレイは両方のエンジンに問題が生じない限り、80%の出力で飛ぶということはありません」

さらに、VTRには急降下する機体のエンジンから白い水蒸気のようなものが吹き出ているのが映っていました。

ハーベルさん「最終的にこの蒸気のようなものが、熱を持ったものなのか、冷たい燃料なのか特定することはできませんでしたが、この事実は何かエンジンに問題があると確信を持たせるものでした」

 今日付朝日新聞は、「オスプレイ事故調に米軍圧力 機体不調の報告、変更迫る」との見出しで、次のように報道している。(クリックで同記事へ)

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 調査委は、後続機が撮影したエンジンの煙や、操縦士らがエンジン不調を思わせる会話をしていたという証言などから、事故で死亡した操縦士が出力を上げようとしたのに十分な推進力を得られなかったという見方を報告書に盛り込んだ。

 だが、同年8月にこうした内容を説明した調査委に対し、司令部のワースター司令官(空軍中将、当時)は強く反発。説明を約15分で打ち切り、「悪いが、いかなるエンジンの不調があったとも考えられない」と言い渡して報告書を作り直すよう命じた。

 調査委が8月下旬に内容を変えないまま報告書を提出したところ、司令部はオスプレイの開発を担当した米軍の部署に独自に事故の分析を依頼。司令部はその結果を元に、エンジンの不具合は事故と関係ないという公式見解を出した。

 調査委の報告書は同年12月に公表されたが、司令部の公式見解も付記された。軍事専門メディアは当時、司令部内で見解が対立する異例の事態だと報じた。

 ハーベル氏は、「調査委の法務担当者は、上官が調査をゆがめようと軍の階級を不当に利用したと言っている」と指摘。「オスプレイはとても物議を醸している機体だ。米議会が軍事予算削減を目指すなか、否定的な情報が出て欲しくないと思ったのではないか」「オスプレイのエンジンの信頼性は疑問で、改善の余地はある」と語った。

 一方司令部は、朝日新聞に対して「機体不良を知らせる警告音が出ておらず、乗組員が話し合った様子もないことから、エンジン不調が事故原因ではないと結論づけた」と答えた。

 これについては、7月13日付産経新聞でも「オスプレイ墜落事故 米元事故調委員長インタビュー「空軍から圧力あった」」(クリックで同記事へ)との記事が掲載されている。

 今年に入って2度の墜落事故を起こしているオスプレイ。過去の事故原因も調査不十分なまま、さらに今年に入って2度の墜落事故の調査結果も出ないままに、沖縄へ配備するという、日米両政府の姿勢は無責任極まりない。

 オスプレイ配備阻止あるのみである。

posted by 福地行政書士事務所 at 18:11| 許すなオスプレイ配備2