訪米中の森本防相がオスプレイに試乗し、「想像以上に飛行が安定していた」等と感想を述べたと報道されていることについて、沖縄県内市町村首長から、批判が相次いでいる。以下は、本日(5日)付琉球新報からの抜粋である。
・・県民大会共同代表の翁長雄志県市長会長(那覇市長)は、森本防衛相のオスプレイ試乗に「100回くらい乗って感触を言うならいいが、1回だけ素晴らしいパイロットの下で試乗し安全と分かるならこんな簡単なことはない」と切り捨てた。 ・・宜野湾市の佐喜真淳市長は「これで安全性が示されたという話ではない。市民、県民に理解を得られるのかは疑問だ」と述べた。 ・・野国昌春北谷町長は「1回や2回で安全性が確認できるわけではないし、騒音問題が分かったことにもならない。沖縄を説得する材料を探しているかもしれないが、それで県民が納得するわけがない」と指摘。10月運用にも「事故報告書を受けて日本側も検証すると言っている。配備ありきで進めるのでは駄目だ」とくぎをさした。 |
今回の森本防相のオスプレイ試乗は、まさに茶番だ。
私が命をかけて危険なオスプレイに乗ったのだから、沖繩のみなさんも命をかけて受け入れて下さい、とでも言いたいのだろうか。
沖縄は、事故を繰り返す危険機材オスプレイの普天間飛行場配備は許されないと言っているのだ。森本防相の試乗は沖縄にとって何の意味もない。
台風で延期され、あらためて開催される“オスプレイ配備に反対する県民大会”では沖繩の民意が示される。10月運用という日米両政府の目論見を吹き飛ばす大会にしなければならない。