オスプレイの普天間飛行場への配備問題。その前提として山口県岩国市での試験飛行が容認されるのか否か、注目されている。
9月15日付毎日新聞によれば、14日、岩国市議会は、神風防衛政務官ら防衛省担当者を招き、墜落事故の調査結果や配備後の訓練などについて質疑を行ったという。試験飛行に関しては、3会派が反対、5会派が慎重姿勢を見せ、1会派が賛成だった。以下は在日米軍再編:オスプレイ試験飛行、3会派反対 5会派が慎重姿勢−−岩国市議会全員協 /山口(毎日JP)からの抜粋である。
・・オスプレイについて、岩国市議会は14日、神風英男防衛政務官ら防衛省の担当者を招き、全員協議会を開き、相次いだ墜落事故の調査結果や配備後の訓練などについて質疑を行った。試験飛行に対して、3会派が反対、5会派が現時点では慎重姿勢を見せ、運用ルールの日米合意を待って判断したいという。また1会派が賛成だった。 反対は「共産党市議団」(3人)▽「市民クラブ」(3人)▽「リベラル岩国」(1人)。「欠陥機だ」「岩国でも今後、訓練が行われ、基地機能強化になる」と指摘した。 一方、「岩国クラブ」(6人)▽「新和会」(5人)▽「公明党議員団」(4人)▽「清風クラブ」(4人)▽「岩国市政クラブ」(4人)は「国防に協力する」「配備の必要性は分かった」と配備には一定の理解を示した。しかし、「事故の再発防止策が必要」「まだ市民の不安は一掃されていない」などと強調。日米合同委員会での運用ルールの日米合意や国の安全宣言を待って判断するという。これは福田良彦市長と同様の立場だ。 また、「創志会」(自民党市議ら2人)は「領土防衛のために配備を歓迎する」と主張した。 |
今回の試験飛行は、単に岩国だけの問題ではない。普天間飛行場への配備、そして日本全国での訓練飛行につながる。
9.9オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会には10万3000人の県民が結集し、オスプレイを沖縄に配備させない意思を明確に示した。沖縄へのオスプレイ配備は不可能だ。今回の試験飛行を許してはならない。
岩国市及び同議会の慎重な判断を、試験飛行拒否の判断を求める。