11月15日午後、米国フロリダ州パナマシティー近郊のティンダル空軍基地内で、ステレス戦闘機F22ラプターが墜落した。以下は11月17日付沖縄タイムスからの抜粋である。
米南部フロリダ州パナマシティー近郊のティンダル空軍基地内で15日午後、ステレス戦闘機F22ラプターが墜落した。操縦士は脱出、地上での死傷者もないという。 同基地・・報道官によると、F22は通常訓練を終えた午後3時半ごろ、国道沿いの基地内の森に墜落した。原因は調査中。操縦士は墜落現場で手当てを受けたが、けがの詳細などは不明。 ティンダル基地は、F22の操縦訓練基地として知られている。 F22は、操縦士らが低酸素症の症例を訴えたため昨年5月に飛行を停止し、同年9月に飛行を再開。嘉手納基地に7月末から10月中旬まで、米バージニア州ラングレー基地所属の12機が展開していた。 嘉手納基地には2007年以降、数カ月単位で6回一時配備され、恒常化が懸念されている。 當山宏町長は「やはり機体に何らかの問題があると疑わざるを得ない。今後、嘉手納への飛来は一切容認できない」と話した。 |
今回のF22ラプターの墜落事故については、沖縄のマスコミが盛んに報道しているのに対して、本土マスコミではほとんど報道されていない。
F22が配備されているのは嘉手納基地だけ。當山嘉手納町長は墜落事故に強く反発し、同機配備についてはこれまでも反対してきたが、「今後、嘉手納への飛来は一切容認できない」としている。
嘉手納基地周辺には「国道沿いの森」など存在しない。在るのは住宅地と嘉手納弾薬庫と燃料タンクのみである。嘉手納基地周辺住民は、常に、墜落の危険に晒されている。
第三次嘉手納基地爆音差止訴訟原告団は、今年8月10日沖縄防衛局へ配備に抗議し、即時撤退させるよう申し入れた。(詳細は当HM原告団、沖縄防衛局へ、F22ステレス戦闘機配備への抗議を申入れへ)
オスプレイ配備撤回とともに、ステレス戦闘機F22ラプター等の外来機飛来へも抗議の声を上げ続けなければならない。
そして、基地撤去の沖縄の民意を実現しなければならない。