米軍の基地外飲酒禁止令。 その徹底を期すために基地内での飲酒は午後10時まで。午後10時から翌朝8時までは飲酒禁止という。さらに、ゲートでは運転手はもちろん、同乗者にも飲酒検知を実施し、飲酒者が同乗しているときは外出を禁止するという徹底ぶりだ。
しかし、その効果は疑わしい。これまでの有様がそれを物語る。これで沖縄県民が安心できるということではない。
本土の全海兵隊員も対象 米軍、飲酒禁止措置(沖縄タイムス)〜在沖縄米軍は3日、沖縄県内に展開するすべての米軍人に1日付で出した基地外での全面飲酒禁止措置をめぐり、海兵隊については岩国基地(山口県岩国市)など本土に駐留する隊員も対象となると明らかにした。・・〜
在沖米軍、基地外飲酒を全面禁止 事件・事故続発受け(琉球新報)〜在沖米軍・・、県内に展開するすべての米軍人を対象に、基地外での飲酒を全面禁止にしたことが2日、分かった。・・米軍当局者によると、飲食店や知人宅に招かれた場合など、基地外での飲酒は昼夜を問わず禁止した。自宅内は対象外。基地内では午後10時から翌日午前8時までが飲酒禁止となり、基地内の飲食店や売店でもこの時間帯はアルコール類を販売しないことにした。基地内での飲酒後、酒に酔った状態で基地外へ出歩くのを防ぐため、日没後にゲートで抜き打ちの飲酒検知を実施。車両の運転手に加えて同乗者や徒歩で基地の外に出る軍人も対象で、アルコールが検出された場合は外出が禁じられる。・・在日米海軍は先月下旬、日本国内の全海軍基地に所属する米軍人を対象に、深夜の飲酒禁止を発令している。〜
沖縄 米軍が基地外での飲酒を全面禁止(NHK NWESWEB)〜・・アメリカ軍兵士による事件が相次いでいることを受け、沖縄のアメリカ軍が夜間の外出禁止に加え、・・沖縄に駐留する陸、海、空軍、それに海兵隊の全ての兵士に対し、基地の外の飲食店などでの飲酒を一切禁止し、基地から外に出る場合はアルコール検査を義務づけるとしています。さらに、基地の中でも酒の販売を毎日午後10時までに限るとしています。・・〜
「実効性は」「機能するか」 基地外飲酒禁止(沖縄タイムス)〜・・住居侵入傷害事件があった読谷村の石嶺傳實(でんじつ)村長は「これまでの事件に責任を感じて、重く受け止めた結果だろう」と一定評価しつつも、「本当に守られるかどうか」と述べ、今後注視する考えを示した。 北谷町の野国昌春町長も「さらに厳しい措置を取るのは当然」としながら、「措置がいつまで続くのか分からない」と話す。町内は基地外に約4千人(2011年3月末)の米軍関係者が住む。「こういう状況できちんと機能するのか」と基地外居住の関係者まで浸透するかどうか疑問視。また「影響を受ける飲食業者への補償も今後の課題だ」と述べた。沖縄市の東門美津子市長は「具体的にどのような効果や意味があるのか、きちんと確認してからコメントしたい」、宜野湾市の佐喜真淳市長は「米軍の公式発表を待って内容を確認しないと、現段階では措置のイメージが分からない」と述べるにとどめた。・・
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