12.16の衆院選挙は自公の圧勝で幕を閉じた。各党の議席配分は以下のとおりだ(12.18付沖縄タイムス記事を参考)。
自民・公明両党で325席を獲得し、衆議院議席総数480席の2/3である320議席を超え安定多数を得ることになった。これにより、以下の憲法上の議決が可能となる。
①法律案について、衆議院で可決し、参議院でこれと異なつた議決をしても衆議院で出席議員の2/3以上の多数で再び可決したときは、法律となる(憲法59条)
②議員資格争訟や懲罰において議員の身分失わせる場合は出席議員の2/3以上の多数での議決が必要(憲法55、58条)
③国会の秘密会の開催要件は出席議員の2/3以上の多数での議決(憲法57条)
④憲法改正の発議についても衆議院における要件は整ったことになる(憲法96条)
今後の政治の動きを注視しなければならない。
党 名 | 議席数 | 選挙前 議席数 | ||
与党 | 民主党 | 57 | 230 | |
国民新党 | 1 | 2 | ||
野党 諸派 無所属 | 自公 | 自由民主党 | 294 | 119 |
公明党 | 31 | 21 | ||
第三極 | 未来の党 | 9 | 62 | |
日本維新の会 | 54 | 11 | ||
みんなの党 | 18 | 8 | ||
その他 | 日本共産党 | 8 | 9 | |
社民党 | 2 | 5 | ||
新党大地 | 1 | 3 | ||
新党日本 | 0 | 1 | ||
新党改革 | 0 | 0 | ||
諸派 | 0 | 0 | ||
無所属 | 5 | 8 |