昨日18日、沖縄防衛局は、辺野古移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の補正書を県に提出した。
同補正書の提出については、同日午前11時の記者会見で森本防相は、補正書の県への提出について、「作業中であり・・見通しはつきません」と回答していた。ところが、報道によれば同日午後3時半頃に沖縄防衛局職員により県に提出されたが、搬入の5分前に連絡があったという。
記者会見では作業中、協議中との回答に終始しているが、結果として午後には提出に踏み切った。
今衆院選での沖縄選出議員全員が辺野古移設反対を訴えて当選した。沖縄の民意を無視した今回の補正書提出は非難されるべきである。
すでに政権交代が決まっており、あらたな施策の意思決定は新政権に委ねるべきである。
昨年同様、沖縄の民意を無視し、突然やってきて評価書を搬入する行為は非難されなければならない。(昨年12月の夜襲搬入の状況 当HM記事はこちらをクリック)
Q:先週、普天間の辺野古移設に伴うアセスの有識者研究会の最終報告書をまとめました。今月中に作業が終わると聞いていますが、補正作業が終わる日にちと・・県に補正された評価書を送付する時期とか、・・スケジュールについて教えていただきたいと思います。 A:有識者研究会の報告を確かに受けました。これが補正の作業に大変重要な役割を果たすということはご承知のとおりであります。これをどのように活かして補正の作業を完了させるかということが我々の課題ですが、まだ作業中でありますので見通しはつきません。 Q:完成した場合、県の方に送付する作業というのは、取りかかる予定はありますか。 A:それは手続き上の問題だけではなくて、いろいろな判断がそこに入ると思いますので、別途の判断を仰ぐとともに、関係省庁といろいろな協議をしてから進めるべき問題だというふうに思います。 Q:「いろいろな判断が入ると思う」というのは、政治的な判断が必要というふうな意味だと受け取れますけれども、政権交代がされるにあたって、今の政権ではなく新政権でそれを判断されるべきだと思うのですけれどもいかがでしょうか。 A:作業がまだ終わっていませんので、作業の終わる時期が政権交代とどういう関係になるのか、今のところはまだ判断がつきません。我々も次の政権が何日にできるかというのを正式に聞いておりませんので、判断はつきかねるところです。 Q:現政権で作業が終わっていれば、今の政権のうちに出すことはありうるということでしょうか。 A:それはそのときに関係者で協議をすることになると思いますが、まだそこまで作業が終わったとの報告を受けておりません。 |