12月5日に沖縄防衛局が公表した「嘉手納飛行場及び普天間飛行場周辺の航空機騒音状況について(平成24年11月分騒音発生状況)(クリックで同HMへ)」によれば、11月の嘉手納町内の爆音の状況は、数日を除き国が定める航空機騒音環境基準値(W値)(クリックで環境省HMへ)、住居の用に供される地域の環境基準値、W値70をクリアしていることを示している。
しかし、嘉手納町民にとって、11月の米軍機の爆音がW値70をクリアしている実感は、まったくない。連日の昼夜を問わない米軍機の爆音やエンジン調整音、ヘリのホバリング音等の状況からすれば当然である。
さらに、公表された資料にはどうしても納得できない部分がある。嘉手納基地の東西地域のW値と嘉手納町内のW値との差が余りにも大きいのである。以下の図は同局公表のデータに手を加えて見やすくしたものである(クリックで拡大)。