2013年、沖縄の基地問題の解決は県政最大の行政課題だ。今朝の琉球新報に仲井真知事への新春インタビュー記事が掲載された。問題解決に向けた知事の強い決意が伝わってくる。以下は同記事からの抜粋だ。
―政府から辺野古沖の埋め立て申請が出された場合、どう対応するか。 「公有水面埋立法に沿って判断する。要件に市議会の決を経た名護市長の意見をもらうことになっている・・、地元の意見を参考にしながら最終判断する」 ―安倍・・首相は「辺野古に持って行く方向で地元の理解を得られるよう努力する」と言ったが、知事公約の「県外移設要求」と反している。 「私の考えは変わらない。辺野古周辺地域と沖縄の人たち、41市町村長、県議会も辺野古移設に反対している。仮に工事をしようとしてもスムーズに進まないだろう。・・政府は現実の可能性をどう考えているのか。決めればすいすいいくと思っているのか。滑走路があって使用頻度は高くない飛行場は九州を見てもあるし、どうしてそこを考えないのか不思議だ。」 ・・ ―安倍政権への期待は。 「基地問題は歴代・・政権がうまく取り組めなかった。・・普天間の移設、危険除去は120%政府の仕事であり、結果を出してもらいたい」 「遅れたインフラはまだ整えられていない。復帰40年たっても高速道路が空港とつながっていない。・・沖縄振興計画もきちっと実現できるよう取り組んでほしい」 ―オスプレイの本格運用が始まった。 「県民の不安は払拭されていない。・・日米合意も守られていない。街の真ん中にある飛行場だから、そういう詭弁は全く意味がない。(前任の)森本敏防衛相は訓練を全国に広げると言ったからそれをやってほしい。言いたことに責任を持たない防衛論は、無責任極まりない」 ―尖閣問題について。中国の台頭で沖縄に米軍のプレゼンスが必要だという論があるが、・・ 「『東シナ海波高し』ならば、米軍のプレゼンスはどうしても強く見えてくる。だからといって、沖縄で事件事故を起こす米軍が、そのまま行儀悪くいても結構とはならない。日本全体で米軍のプレゼンスを大きくしたいなら、沖縄以外の地域でどうぞ考えてほしい」 ・・ |
昨年以上に、今年も、沖縄の声を挙げ続けることが必要だ。